大ロシア語(読み)だいロシアご(その他表記)Great Russian
velikorusskii yazyk[ロシア]

改訂新版 世界大百科事典 「大ロシア語」の意味・わかりやすい解説

大ロシア語 (だいロシアご)
Great Russian
velikorusskii yazyk[ロシア]

現代の〈ロシア語〉と同義呼称で19世紀中ごろから用いられた。すなわち,古ロシア語を共通の源とするロシア語,ウクライナ語ベラルーシ語白ロシア語)の三つをあわせて広義のロシア語とし,狭義のロシア語をこれと区別するため大ロシア語と称したが,これはウクライナを差別的に小ロシアと呼ぶ17世紀後半以来の習慣にもとづく。現在この呼称は方言学術語の一部として用いられるにすぎない。
ロシア語
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む