20世紀日本人名事典 「大上末広」の解説 大上 末広オオガミ スエヒロ 昭和期の中国研究家 生年明治36(1903)年 没年昭和19(1944)年3月19日 出生地石川県能美郡苗代村(現・小松市) 学歴〔年〕京都帝大卒 経歴満鉄に入社、経済調査会第6部に所属。橘樸の影響を受け、調査員中の“青年将校”として成長。昭和11年同会が産業部に改組されたとき業務係主任となり、中国経済調査計画の立案に従事、調査報告に理論的形式を与えた。太平洋戦争中は東亜研究所研究員を経て、京大東方文化研究員となる。17年満鉄事件で検挙され、瀋陽の刑務所で西雅雄らと共にチフス罹患、死去した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大上末広」の解説 大上末広 おおがみ-すえひろ 1903-1944 昭和時代前期の中国研究家。明治36年生まれ。昭和11年満鉄産業部業務係主任となり,中国経済調査計画の立案に従事。のち京都帝大東方文化研究所所員。17年満鉄事件で検挙され,19年獄中で病死した。42歳。石川県出身。京都帝大卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by