大乗荘厳経論(読み)ダイジョウショウゴンキョウロン

デジタル大辞泉 「大乗荘厳経論」の意味・読み・例文・類語

だいじょうしょうごんきょうろん〔ダイジヨウシヤウゴンキヤウロン〕【大乗荘厳経論】

大乗経典。13巻。無着むじゃく著、唐の波羅頗伽羅蜜多羅訳。菩薩ぼさつ発心修行について説いたもの。大乗荘厳論。

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精選版 日本国語大辞典 「大乗荘厳経論」の意味・読み・例文・類語

だいじょうしょうごんきょうろん‥シャウゴンキャウロン【大乗荘厳経論】

  1. 大乗経典の一つ。一三巻。無著(むじゃく)著。唐の波羅頗伽羅蜜多羅訳。菩薩の修行について詳しく説いたもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大乗荘厳経論」の意味・わかりやすい解説

大乗荘厳経論
だいじょうしょうごんきょうろん

4世紀にインド唯識説立場から書かれた大乗仏教概論。著者弥勒と考えられるが,伝統的には無着とされている。 13巻。サンスクリット原文もあるが,漢訳中国,唐時代の波羅頗伽羅蜜多羅 Prabhākaramitraの訳。瑜伽十支論の一つ。菩薩の発心や修行などを説いている。

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