百科事典マイペディア 「唯識説」の意味・わかりやすい解説
唯識説【ゆいしきせつ】
→関連項目摂大乗論
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…古代インドには,霊的,生命的なものを言い表す言葉の一つとして〈意manas〉(英語ではmindと訳される)という語があったし,また原始仏教では,現象界の分類(五蘊(ごうん)説)やその生成の説明(十二縁起説)に関して〈識vijñāna〉という語が用いられ,それによって了別の働きや個性化の原理が意味されていた。大乗仏教の時代には,十二縁起のうちの〈識〉によっていっさいを説明しようとする唯識思想(唯識説)が現れ,その中で,五官にかかわる五識を統一する第六識が〈意識〉と呼ばれていた。日本でも,この語は長い間そうした含蓄の仏教用語として用いられていたと思われるが,幕末以後,西洋の諸学が輸入されるにつれて,ヨーロッパ語の訳語という性格を強めながら今日に至っている。…
…またW.ジェームズも哲学を唯心論と唯物論とに区分し,前者を一神論と汎神論に分け,自己の〈根本的経験論〉は汎神論に属し一元論的な絶対的観念論に対立するものとした。【茅野 良男】
[仏教における唯心論]
《華厳経》に説かれる〈三界唯心〉の思想や,瑜伽行唯識派の主張する唯識説などが仏教における唯心論の典型である。〈心の浄化〉を目的とする仏教は初期仏教いらい本質的に唯心論的傾向の強い思想であるが,あらゆる存在は心が作り出したものにすぎないという本格的な唯心論は《華厳経》の十地品にある〈三界は虚妄にしてただこれ心の作なり。…
※「唯識説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
冬期3カ月の平均気温が平年と比べて高い時が暖冬、低い時が寒冬。暖冬時には、日本付近は南海上の亜熱帯高気圧に覆われて、シベリア高気圧の張り出しが弱い。上層では偏西風が東西流型となり、寒気の南下が阻止され...
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