大井用水(読み)おおいようすい

日本歴史地名大系 「大井用水」の解説

大井用水
おおいようすい

太田おおた川の水を下飯田しもいいだ村に設けた取水口より取水し、同川左岸の中山梨なかやまなし村・上山梨村など一八ヵ村の灌漑に利用した。慶長年間(一五九六―一六一五)幕府代官伊奈忠次の見立により開設されたといい、寛文二年(一六六二)に伏替えされていた(嘉永六年「仲井用水出入一件控」久野家文書など)。当用水は大井東圦と大井西圦とがあり、大井東用水・大井西用水に分れていた(同年「仲井用水出入一件控」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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