日本歴史地名大系 「大保新田村」の解説 大保新田村だいぼしんでんむら 新潟県:西蒲原郡吉田町大保新田村[現在地名]吉田町大保村新田(だいぼむらしんでん)町東は米納津(よのうづ)村、西は富永(とみなが)村に接する。寛文年間(一六六一―七三)米納津村地先大保潟を開き田畑とし、同一二年検地後大保新田と称し、享保一九年(一七三四)米納津村より分れて一村となり、大保村新田と改めたといい(皇国地誌)、米納津村字大保が本村で、字大保・原(はら)の者が同潟を開発し、分村に際し字原・乗出(のりだし)・野付(のつけ)・浦谷地(うらやち)が属したともいう(米納津物語)。また享保一六年に米納津村高辻の内より、大保村新田三口の分、高一七〇石八斗余を引分け一村としたともいう(「富所家由緒及び吉田村沿革」富所尚夫氏蔵)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報