大俵村(読み)おおだわらむら

日本歴史地名大系 「大俵村」の解説

大俵村
おおだわらむら

[現在地名]板柳町大俵

東は柏木かしわぎ堰を境として館野越たてのこし村、西は深味ふかみ村、北は高増たかます村に接する。

正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎いなか郡の新田に二三六・八石とある。貞享四年(一六八七)検地帳に田方七九町五畝二六歩、畑方一八町四畝八歩、田畑屋敷合せて九七町一反四歩、村高八七一・三二三石、百姓七四人と記す。「平山日記」は元和―寛永年間(一六一五―四四)から開発された三千石遣一四ヵ村の一つとみており、元禄三年(一六九〇)には柏木組に属し、村位は中と記す。天保五年(一八三四)の郷村帳によれば、寛政五年(一七九三)に二一八・二石、享和三年(一八〇三)に二〇〇・六石、文化七年(一八一〇)に二二・一石の新田高が書上げられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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