日本歴史地名大系 「大原中村」の解説 大原中村おおはらなかむら 滋賀県:甲賀郡甲賀町大原中村[現在地名]甲賀町大原中鳥居野(とりいの)村の東にあり、南北に細長く大原谷と櫟野(いちの)谷にまたがる。集落は大原谷の東・南・西・北の各垣内、櫟野谷の野代(のたい)垣内に分れる。単に中村ともよばれた。織豊期の大名滝川一益は当地の出身という。寛永石高帳では高五四九石余、幕府領。元禄郷帳では山上藩領と大久保常春領。大久保領は享保一〇年(一七二五)幕府領、宝暦八年(一七五八)丹後宮津藩領となる。慶安二年書上では田三一六石余・畑屋敷四四石余・永荒一八八石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by