長福寺(読み)ちょうふくじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

長福寺
ちょうふくじ

奈良県生駒市にある真言律宗の寺。本尊は阿弥陀如来。7世紀に聖徳太子開基として建立,8世紀に伽藍が整備されたといわれている。明らかなところでは,実詮が中興である。また,鎌倉時代叡尊が江戸幕府の助成を得て,20年の歳月をかけて修理したとされる。鎌倉時代の『金銅能作生塔』 (国宝) を所蔵。鎌倉中期建立とされる本堂は重要文化財に指定されている。

長福寺
ちょうふくじ

京都市右京区にある臨済宗南禅寺派の寺。平安末期に天台宗の寺院として創建。南北朝時代に臨済宗に改める。嘉応1 (1169) 年,土豪梅津氏の一族である尼真理が堂を建て古仏を安置したのが始り。寺宝として豪信筆『花園天皇像』 (南北朝時代) と,古林清茂墨跡『月林道号』 (元代) を所蔵し,いずれも国宝。前者は似絵と呼ばれる技法で描かれているのが特徴で,後者は元亨2 (1322) 年,元に留学中であった月林道皎 (げつりんどうこう) が古林清茂より与えられたもの。

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防府市歴史用語集の解説

長福寺

 下関市長府にある功山寺[こうさんじ]の昔の名前です。1327年に建てられました。1557年に毛利[もうり]氏に攻められた大内義長[おおうちよしなが]が長福寺で自害しています。その後は、長府[ちょうふ]藩主の毛利秀元[もうりひでもと]が修理して、長府毛利[ちょうふもうり]氏の墓所になりました。

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世界大百科事典内の長福寺の言及

【英田[町]】より

…また北隣の美作町海田から本町の尾谷にかけての山麓一帯は県下有数の茶の産地である。福本には鑑真の開基と伝えられる長福寺があり,三重塔,木造十一面観音立像などは重要文化財に指定されている。国道374号線が通る。…

※「長福寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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