大喜(読み)だいき

精選版 日本国語大辞典 「大喜」の意味・読み・例文・類語

だい‐き【大喜】

〘名〙
① 大いによろこぶこと。大きなよろこび。また、めでたいこと。
※権記‐寛弘六年(1009)五月一日「又云、五月一日日出沐浴除過三百、令人无病、五月一日沐浴、延年除禍、一云、朔日沐浴不出、三月有大喜、依有此等文沐浴也」
※浄業和讚(995‐1335)下「彌陀名号となふれば、摂取ひかりぞ身をてらす、煩悩さへてみえねども、大喜かならず生ずなり」 〔荘子‐在宥〕
仏語。四無量心の一つ。仏が衆生(しゅじょう)の楽しみ喜ぶのを見て随喜する心。
教行信証(1224)三「大慈大悲者名為仏性仏性者名為如来。大喜大捨名為仏性

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