大国寺
だいこくじ
[現在地名]神岡町西
西から古川町数河へ行く農業道路沿いにあり、江馬氏の属城政元城跡直下に位置する。宝野山と号し、浄土真宗本願寺派。本尊阿弥陀如来。寺伝によれば、応永九年(一四〇二)明智坊釈明通の開基で、もと吉田村にあり、元禄七年(一六九四)西村に移転したという。文久元年(一八六一)二条殿御位牌所となる。紙本著色の久隅守景画農耕図屏風は京都二条家の女奇姫が、大国寺杉阪大慶へ輿入れした際に持参したと伝える。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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