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大型クラゲ おおがたくらげbig jellyfish

知恵蔵の解説

大型クラゲ

初夏に東シナ海で発生、7月から11月にかけて日本沿岸に漂着し、漁具破損、漁獲物鮮度低下、漁労作業の遅延など、漁業に多大な被害を引き起こしている大型のクラゲエチゼンクラゲビゼンクラゲ、ヒゼンクラゲの3種の総称で、大きいものでは傘径1.5m以上、重さ150kgにもなる。特に大量に漂着しているのはエチゼンクラゲ。2002年、03年と大量出現し、多い時には、1日に数千個体が定置網に入った。05年には、7月上旬に東シナ海及び長崎県対馬近海で目撃され、その後日本海を北上し、津軽海峡を横断後、太平洋を南下するかたちで分布域を広げた。05年9月から12月末までに約10万2000件の被害が報告されており、洋上駆除、漁具改良、利用方法の開発などの対策が取られ始めると共に、同年12月には、大型クラゲに関する日本・中国・韓国の研究者によるワークショップが開催され、国際的な研究・調査が開始された。

(榎彰徳 近畿大学農学部准教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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