大安売(読み)おおやすうり

精選版 日本国語大辞典 「大安売」の意味・読み・例文・類語

おお‐やすうりおほ‥【大安売】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 商品を非常に安く売ること。
    1. [初出の実例]「文句はしれた大安売(オホヤスウリ)。他少(たしょう)によらず御用向とかなんとか書てありさ」(出典洒落本・船頭部屋(19C初)鳥居町舟宿の套)
  3. 相手をえらばないで簡単に要求に応じること。
    1. [初出の実例]「どのやうな不器用ものでも、たすけてやらうとの大安売(オホヤスウリ)には、なびかぬ草木もあらざりき」(出典:滑稽本・当世真々乃川(1785)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む