大寂寺(読み)だいじやくじ

日本歴史地名大系 「大寂寺」の解説

大寂寺
だいじやくじ

[現在地名]柳谷村中津

臨済宗妙心寺派。「久万山手鑑」に「禅宗、仏頂山大寂寺、本尊千手観音、客殿庫裏共三間半ニ二間、本寺和気郡山越村天徳寺」と記すが、昭和二二年(一九四七)に罹災し、建築は新しい。この地方には源三位頼政伝説が広がっており(→赤蔵が池、「伊予温故録」にも「大寂寺、久主村字久保田に在り治承四年四月従三位源頼政創建す、頼政氏を土岐と称す、此寺に土岐頼政の位牌ありといふ」と記すが、位牌は火災で焼失したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android