最新 地学事典 「大岳地熱地帯」の解説
おおたけちねつちたい
大岳地熱地帯
Otake geothermal area
大分県玖珠郡九重町。九重火山群の西部を構成する泉水山・黒岩山・猟師岳・涌蓋山など8個の溶岩円頂丘に囲まれた盆状低地。盆地の底には更新世前期の豊肥安山岩類が露出し,地下深度約1,000mまで続く。地熱地帯は北部の大岳地区と南部の小松地区とに分かれ,いずれも噴気・高温泉が多数存在。1967年大岳地区に12,500kWの発電所が完成。蒸気生産井は5本で深度は346~600m。噴出物は気相10~30%の蒸気混り熱水(pH5.8~8.8)で,これから1.5気圧の低圧蒸気を分離して発電に利用。発電設備更新に伴い2020年に出力が13,700kWに更新,系統連系工事後には14,500kWとなる予定。
執筆者:角 清愛・安川 香澄
参照項目:八丁原地熱地帯
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

