デジタル大辞泉 「大島の」の意味・読み・例文・類語 おおしま‐の〔おほしま‐〕【大島の】 [枕]島は鳴門なるとや浦うらと縁があるところから、「なると」「うら」にかかる。「―なるとはなしに嘆く頃かな」〈後撰・恋一〉「―うら悲しげに声の聞こゆる」〈源・玉鬘〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「大島の」の意味・読み・例文・類語 おおしま‐のおほしま‥【大島の】 枕 島は浦に近いところから、「うら」にかかり、また、周防(すおう)の大島と本土の間に大島鳴門があるところから「なると」にかかる。[初出の実例]「人知れず思ふ心はおほしまのなるとはなしになげくころかな〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋一・五九三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例