大島(読み)おおしま

  • おおしま おほしま
  • おおしま〔おほ〕
  • 姓氏

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

富山県西部射水市中西部の旧町域。射水平野にある。 1969年町制。 2005年新湊市,小杉町,大門町,村の12町1村と合体して射水市となった。水稲単作が行なわれるほか紡績合金鉄の大工場があり,関連の工場,倉庫なども多い。高岡市の近郊住宅地としての性格もある。
山口県東部,大 (屋代島) の西部にある地区。旧町名。笠佐島下荷内島上荷内島などを含む。 1952年小町と屋代村が合体して発足。 1955年浦,蒲野の2村と合体。 2004年 10月,久賀町,東和町,町と合併し,周防大島町となる。中心集落北部の小松。漁業米作ミカン栽培が主産業。塩田跡地ではクルマエビ養殖を行ない,また,ミカン狩りの観光客が多く訪れる。かつては人口流出が多く,海外移民が盛んであった。島内最高の嘉納山 (685m) や文珠山 (662m) からの眺望に優れ,付近は瀬戸内海国立公園に属する。 1976年急潮の大畠瀬戸に架した大島大橋が完成,本土と結ばれた。国立大島商高等専門学校がある。
長崎県中部,西海市北西部の旧町域。西彼杵半島西方にある大島(西彼大島)と寺島,およびその付近の 6島からなる。1949年黒瀬町として町制。同 1949年大島町改称。2005年大瀬戸町,西海町,西彼町,崎戸町と合体し西海市となる。1935年に炭鉱が開かれ,人口は開鉱当初の 4000から最盛期の 1960年には 1万8000に増加した。1970年閉山。一時人口は急減したが,1973年に造船所が進出し,造船の町に変わった。本土とは大島大橋,寺島大橋,また南西方の崎戸の蛎浦島とは中戸大橋でそれぞれ結ばれている。造船所のほか,中小の機械,食品,縫製工場などがある。大島の中部にある百合岳(194m)は眺望のよいハイキング場。
新潟県南西部,上越市東部の旧村域。東頸城丘陵の保倉川上流域にある。 1955年保倉村,旭村の2村と合体。 2005年上越市に編入山腹棚田が発達する。木材を使った工芸品の製作や米作が行なわれる。冬季雪崩,春の地すべり発生地帯で,その対策が大きな課題。一部は直峰松之山大池県立自然公園に属する。
福岡県北部,宗像市の島嶼部をなす旧村域。玄界灘響灘の境に位置し,大島と,その北西海上にある沖ノ島無人島)の 2島からなる。2005年宗像市に編入。半農半漁で,野菜,花卉の栽培と,タイの養殖や巻網漁などの沿岸漁業肉牛飼育が行なわれる。自然美に恵まれ,1960年代から釣り宿が増え,しだいに観光地化した。日本本土と大陸との間に位置して歴史が古く,大島にある宗像神社境内(国指定史跡)の中津宮は古文書多数を収蔵する。一方,沖ノ島は全島漁民の信仰のあつい宗像神社の沖津宮の神域で,祭祀品など 4世紀から 9世紀の遺物約 8万点が出土大部分国宝に指定されており「海の正倉院」と呼ばれる。また亜熱帯性植物の原始は国の天然記念物に指定されている。2017年大島の宗像神社中津宮と沖津宮遥拝所,および沖ノ島全域(沖津宮)と周囲の三つの岩礁が,「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」として,国際連合教育科学文化機関 UNESCO世界遺産の文化遺産に登録された。
長崎県北西部,平戸市北部の旧村域。平戸島北方の的山大島を中心とし,さらに北方の二神島,小二神島を含む。1889年村制。2005年平戸市,生月町,田平町と合体して平戸市となった。壱岐水道にあり,古くは東西交通の寄地として栄え,江戸時代後期には捕鯨基地が置かれ,近海漁場の根拠地ともなった。玄武岩の台地水田が開かれ,主作物は米。ほかに葉タバコ,果樹の栽培,肉牛の飼育も行なわれる。基幹産業である漁業は一本釣りと延縄漁が中心。眺望のよい大賀断崖,城山公園やオートキャンプ場などがあり,観光客も多い。佐賀県の須古(→白石町)に起源をもつ須古踊りが純粋なかたちで残されている。
宮城県北東部,気仙沼湾中央にある島。気仙沼大島とも呼ばれる。気仙沼市に属する。この島で気仙沼湾は東湾,西湾に分けられる。全島がツバキ群落で,南半分に民家が点在。北部の亀山(235m)は眺望に優れ,中腹には式内社の計仙麻大島神社(けせまおおしまじんじゃ)がある。海岸漁村が多く,カキホタテガイワカメクロソイの養殖とウニ,ホヤ,アワビの採取が盛ん。東部は三陸復興国立公園に属し,西部は気仙沼県立自然公園に含まれる。東海岸には鳴り砂で知られる十八鳴浜(くぐなりはま。国指定天然記念物)があり,南東部の海岸は気仙沼海域公園地区に指定。面積 8.66km2。人口 3928(2000)。
東京都伊豆諸島中最大で最北端にある火山島活火山で,常時観測火山。通称伊豆大島。富士火山帯に属する。島の中央に最高峰三原山(758m)がある。複式成層火山(→複式火山)で火口原には溶岩堆積寄生火山も多い。有史以来,数多くの噴火が記録されている。今日もなお活動中で,1986年11月の大噴火では,全島民に避難命令が出された。南部の波浮港(はぶこう)は爆裂火口の跡で漁港避難港として利用。島の周囲は海食崖が発達し,東岸では標高 150m以上にもなる。海洋性気候で冬でもそれほど冷え込まない。冬季の西風は強く,海は荒れる。常緑広葉樹林が発達し,ツバキツツジ植生で知られ,北東部,泉津の大島海植物群落,シイノキ群叢は国の天然記念物。サクラ株(オオシマザクラ巨木)は国の特別天然記念物。女性のあんこ姿,つばき油は有名。古くは流刑地であったが,今日では観光客が多く,本土から航空路と船便がある。一島で大島町を構成。富士箱根伊豆国立公園に属する。面積 91.05km2。人口 8461(2010)。
三重県南部,長島港の南東約 5kmの熊野灘にある無人島。紀北町に属する。主島は東西約 400m,南北約 500m,最高点の標高 89.3mの小島で,全島スダジイ (→シイ〈椎〉 ) に覆われる。この森林のなかに暖地性の植物が多く生育し,特にオオタニワタリ (大谷渡り)自生地北限として知られる。砂浜海岸にはハマオモト (浜万年青)の自生地が多く,これらは大島暖地性植物群落として国の天然記念物に指定。オオミズナギドリミサゴの繁殖地としても知られる。無人灯台がある。
和歌山県南端部,串本沖合い約 1.8kmにある県下最大の島。串本町に属する。平坦な海食台地から成り,最高点は大森山 (171m) 。周囲には高さ 20m以上の海食崖が発達する。大島,峰地,須江,樫野の半農半漁の集落があり,キンカン特産。西端の大島が最大集落で,古くから紀伊半島を巡回する船舶の風待ち港として栄えた。現在は対岸の串本との間に定期船が通う。大森山に航空自衛隊レーダ基地がある。東端樫野崎は雄大な岩石海岸で,付近に灯台トルコ軍艦の遭難碑とその資料館,京都大学植物園がある。吉野熊野国立公園に属する。面積 9.92km2。人口 1515 (2000) 。
山口県南東部,瀬戸内海防予諸島の主島。別称屋代島または周防大島。 2004年,島を構成する大島町,久賀町,町,東和町の4町が合体して,周防大島町となった。大部分は花崗岩からなり,最高峰は嘉納山 (685m) 。島は平地に乏しく,階段耕作が発達し,ミカンの栽培が盛ん。沿岸では一本釣り,刺網漁業が行なわれる。明治期以降,海外移住者を多く出し,特にハワイ移民が多かった。嘉納山周辺をはじめ島の一部は瀬戸内海国立公園に属する。北部海岸沿いを国道 437号線が通る。対岸の柳井市と大島大橋で結ばれる。面積 128.31km2。人口2万 3013 (2000) 。
徳島県南東部にある島。牟岐町に属し,牟岐港の南東約 7kmの海上に位置する。面積 1.76km2。標高約 216mを最高に,全島が山地。西部に小湾入部があるほかは,周囲がほとんど岩浜海岸で,断崖のところが多い。西部の湾入部を漁船の避難港や風待ち港に利用。定住者はなく,石材採取の臨時的家屋が数戸ある。沿岸は磯釣りで有名。島の北側から東側にかけては阿波大島海域公園地区に指定。室戸阿南海岸国定公園に属する。
愛媛県北部,芸予諸島の南部にある島。今治市に属する。最高点は念仏山 (382m) 。花崗岩の大島石産出し,柑橘類を栽培する。春に行なわれる島四国巡礼の善根宿が有名。国の名勝八幡山,展望に優れる亀老山などがある島の南西部は瀬戸内海国立公園に属する。四国本土の今治港からのフェリーが寄港する。西瀬戸自動車道伯方・大島大橋が完成して伯方島陸路で結ばれた。面積 41.86km2。人口 8372 (2000) 。
愛媛県東部,燧にある島。別称大黒島,金島。新居浜市に属する。水軍を率い,鎌倉~室町時代に活躍した村上氏の出身地。長崎への海運業が盛んであった。古来船乗りになる者が多い。近年は新居浜方面への通勤者が増加。近海はタイの漁場。正月 14日夜の左義長行事は有名。黒島から定期船が就航。面積 2.13km2。人口 388 (2000) 。
別称真穴大島。愛媛県西部,八幡浜市に属し,市の南西部の沖合い約 4kmにある島。南の三王島,地大島と砂州で連なっている。真穴村穴井から7戸が移住し開いた。漁業が行われ,海水浴場としてもにぎわう。八幡浜港から定期船がある。面積 0.75km2。人口 417 (2000) 。
福岡県北部,玄界灘に浮かぶ島。筑前大島とも呼ばれ,宗像市に属する。市北部にある玄海の神湊(こうのみなと)の沖合い約 7kmに位置し,島の周辺は海食崖が発達。沿岸漁業のほか,島内では農業牧畜が行なわれる。古くから海上交通の要地で,今日では避難港となっている。東岸に宗像神社(国指定史跡)の中津宮,北岸に沖津宮遥拝所があり,2017年「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」として,ともに国際連合教育科学文化機関 UNESCOの世界遺産の文化遺産に登録された。面積 7.43km2。人口 909(2000)。
長崎県中部,西彼杵半島の北西方にある島。別称西彼大島。西海市に属する。古第三紀丘陵性の山地からなり,最高点は百合岳(194m)。かつて炭鉱があったが,1970年に閉山。その後造船業の島となった。馬込港には佐世保港および対岸の太田和港からフェリーがある。面積 12.39km2。人口 5867(2000)。
大分県南東部,佐伯湾湾口に浮かぶ島。佐伯市に属し,漁業が主産業。豊後水道に臨む東岸は高さ 100mに及ぶ海食崖があり,日豊海岸国定公園に属する景勝地。面積 1.86km2。人口 321 (2000) 。
宮崎県南東部,日南海岸中部の沖約 4kmにある小島。別称日向大島日南市に属する。江戸時代,飫肥藩主伊東祐相が牧場を開き馬産改良に努めた。林に島クワが野生。無霜地域で野菜の促成栽培が行なわれる。南端の鞍崎鼻に灯台がある。面積 2.08km2。人口 13(2005)。

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デジタル大辞泉の解説


東京都、伊豆諸島中最大の火山島。大島支庁に属する。中央に三原山がある。昭和61年(1986)に大噴火し、全島民が島外に避難した。面積91平方キロメートル。伊豆大島。
和歌山県南部、潮岬東方にある島。串本節で知られる。面積9.5平方キロメートル。紀伊大島
山口県南東部、瀬戸内海にある島。ミカン栽培が盛ん。昭和51年(1976)完成の大島大橋で本土と結ばれる。面積129.6平方キロメートル。周防(すおう)大島。屋代島(やしろじま)。
鹿児島県、奄美(あまみ)群島の主島。亜熱帯気候で高温多雨。天然記念物アマミノクロウサギが生息。大島紬(つむぎ)の産地。面積709平方キロメートル。奄美大島
北海道南西部、日本海にある島。松前町の西方60キロメートルにある火山島で、日本最大級の無人島。面積9.73平方キロメートル。オオミズナギドリの繁殖地。渡島(おしま)大島。松前大島
福岡県宗像市にある島。宗像大社の中津宮と沖津宮遥拝(ようはい)所がある。面積7.17平方キロメートル。筑前大島。宗像大島
大島紬(つむぎ)」の略。

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デジタル大辞泉プラスの解説

△北海道松前郡松前町▽の西方約56kmに位置する無人島。「渡島(おしま)大島」ともいう。面積約9.7km2で、無人島としては日本最大。かつてはオオミズナギドリの繁殖地として知られた。
青森県夏泊半島北端の夏泊崎の北方約200mに位置する無人島。陸奥大島灯台がある。
岩手県下閉伊郡、船越半島付近に位置する花崗岩の島。「船越の大島」ともいう。
△茨城県日立市河原子町▽沖にある無人島。2009年に政府の総合海洋政策本部が策定した「海洋管理のための離島保全・管理のあり方に関する基本方針」に基づき、名称付与された離島のひとつ。
千葉県いすみ市の釣師海岸沖にある無人島。2009年に政府の総合海洋政策本部が策定した「海洋管理のための離島の保全・管理のあり方に関する基本方針」に基づき、名称付与された離島のひとつ。
石川県七尾市の能登島マン崎北方に位置する無人島。
三重県北牟婁郡紀北町の長島港の南東、熊野灘にある無人島。暖地性植物が多く自生。島の南部に、長島大島灯台がある。
三重県志摩市の熊野灘にある無人島。「和具大島」ともいう。ハマユウの群生地がある。
兵庫県美方郡新温泉町、三尾地区北に位置する無人島。「三尾大島」ともいう。
岡山県笠岡市、笠岡諸島真鍋島の北約2kmに位置する無人島。先大島、前大島の2島が砂州で結ばれ1島をなす。
山口県長門市、青海島の東約0.5kmに位置する無人島。
徳島県海部郡牟岐(むぎ)町、牟岐港の南東約6.3kmに位置する無人島。磯釣りダイビング名所として知られる。
熊本県天草市、黒島の西約4kmに位置する無人島。牛深大島灯台がある。
△宮城県気仙沼市▽、気仙沼湾内にある東北地方最大の有人離島。「気仙沼大島」「陸前大島」ともいう。面積約9.05平方キロメートル。屈曲した海岸線による自然景観が美しく、北部には海抜235メートルの亀山がある。三陸復興国立公園に指定されている。
△和歌山県東牟婁郡串本町▽、潮崎の東に位置し、熊野灘に面する有人島。面積約9.68平方キロメートル。明治時代にトルコの軍艦エルトゥールル号がこの島の樫野埼沖で悪天候のため遭難・大破し600名近い犠牲者が出たが、この際島民が生き残りの遭難者たちを献身的に救出・介護したことで知られる。1999年開通の「くしもと大橋」により本土と陸続きになった。
△香川県高松市▽、屋島湾の庵冶(あじ)港の北西約2.5キロメートルに位置する島。面積約0.73平方キロメートル。屋島の合戦に敗れた平家方のに植えられた樹齢800年の「墓標の松」、国立ハンセン病療養所「大島青松園」がある。
△愛媛県今治市▽、今治港の北東約5キロメートルに位置する。「越智大島」とも呼ばれる。面積約41.97平方キロメートル。北東の鵜島との間にある能島は能島村上水軍の本拠地で、城跡が残る。標高230メートルの亀老(きろう)山からは瀬戸内海の眺望が楽しめる。
△愛媛県新居浜市▽(にいはまし)、黒島港の沖約2キロメートルに位置する島。「新居大島」ともいう。面積約2.14平方キロメートル。伊予水軍の頭領であった村上義弘の出身地とされ、島内には水軍関係の史跡が多い。島に伝わる伝統行事の「とうどおくり」は市の無形民俗文化財に指定されている。
△愛媛県八幡浜市▽南端の頃時鼻(ころどきばな)の西方約3.5キロメートルに位置する宇和海諸島の島。面積約0.75平方キロメートル。南側の三王島(さんのうしま)、地王島(じのおおしま)とは橋で結ばれている。これらと周辺の属島、粟ノ小島、貝付小島をあわせた5島を総称して「大島」ということもある。ハモやウニ、アワビなどの漁業、ミカン栽培などの農業が行われる。島南西部では“地震化石”の異名を持つシュードタキライト(国指定天然記念物)が観察できる。
△高知県宿毛市▽、宿毛湾にある島。本土の片島地区と、ごく短い橋で結ばれている。面積約1.02平方キロメートル。威陽島を見下ろす高台に、温泉つきの国民宿舎がある。
△長崎県壱岐市▽、壱岐島の南西、郷ノ浦港の西沖約3キロメートルに位置する島。面積約1.17平方キロメートル。近接する原島(はるしま)、長島とあわせ、“渡良三島(わたらみしま)”と呼ばれる。3島のうち最北に位置し、南側にある長島との間は珊瑚大橋で結ばれる。北部に海水浴場がある。
△長崎県西海市▽、太田和郷の西沖約2キロメートルに位置する島。寺島を経由し、呼子ノ瀬戸を跨ぐ大島大橋で本土と結ばれている。面積約12.15平方キロメートル。昭和初期には炭鉱で栄えたが、1970年代に閉山。その後、企業誘致により造船所ができた。
△長崎県佐世保市▽南部、大村湾にある島。面積約0.4平方キロメートル。本土とは江上大島橋で結ばれる。大正時代には煉瓦の製造工場があった。島南部にはサン・レモ リハビリ病院がある。
△長崎県北松浦郡小値賀町▽(おぢかちょう)、五島列島の北にある平戸諸島の島。小値賀島の南西約3.5キロメートルに位置する。面積約0.71平方キロメートル。近接する宇々島に生活困窮者世帯を3年を限度に移住させ、生活を再建させる独特の風習昭和時代まで続いていた。
△大分県佐伯市▽、鶴見半島の先端から北へ約0.6キロメートルに位置する豊後諸島の島。面積約1.63平方キロメートル。江戸時代には佐伯藩が往来する船を監視するための御番所が置かれた。サバアジブリなどの好漁場として知られる。
△宮崎県日南市▽、目井津漁港の南東約3キロメートルに位置する南那珂群島の島。面積約2.08平方キロメートル。幕末までは飫肥(おび)の馬牧場。島南部にある鞍埼(くらさき)灯台は日本初のコンクリート製灯台。

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世界大百科事典 第2版の解説

宮城県北東部,気仙沼市に属し,気仙沼湾口を扼(やく)する島。東西約3km,南北約5km,丘陵性の地形を有する。面積約9km2の島には4243人(1995)が住み,おもに沿岸養殖業や漁業を営む。全島ツバキが多く,亀山(235m)からは遠く金華山までのリアス海岸の眺望がよい。鳴り砂で知られる十八鳴(くぐなり)浜,海水浴場の小田ノ浜,男性的な海食地形を誇る竜舞崎などもあって,1964年には陸中海岸国立公園に指定された。
伊豆諸島最北部にある最大の島。東京都大島支庁大島町に属し,1島1町をなす。面積91km2。人口9693(1995)。活火山三原山(758m)を最高点とする火山島である。北北東南南西に長い紡錘形の島で,東部や北部の海岸は急崖をなす。源為朝などが流された島として知られ,江戸時代は韮山代官が支配した天領であった。おもな集落は西および南側の緩やかな斜面の海岸近く(卓越風風下)に発達している。約9000年前から人が住み,最も早く開かれたのは,かつて新島村といわれた現在の元町で,この島の西玄関口となり,中心集落でもある。
紀伊半島の最南端,潮岬の東方にあり,紀州最大の島。もと和歌山県東牟婁郡の大島村,1958年に串本町に編入。面積9.9km2。島の大半は火成岩からなり,海岸段丘が発達している。黒潮が南岸を洗い,西岸の大島港は,沖合の捕鯨,カツオ漁の基地で,帆船時代には熊野灘通航の廻船の避難港でもあった。海上2km離れた串本に通じる巡航船は《串本節》で有名だが,72年にフェリーに替わった。吉野熊野国立公園に含まれ,特に東岸は海金剛と呼ばれ,海食崖が美しい。
愛媛県北東部,今治市の北北東約4kmの島。越智(おち)郡吉海町と宮窪町からなり,人口は両町合わせて9146(1995)。宮窪町には精錬で有名な四阪島が含まれる。面積約47km2で芸予諸島では大三島に次いで大きい。かつては能島(のしま)とよばれ,室町時代には村上水軍の根拠地となった。東の宮窪町はかんきつ類の栽培や漁業が盛んで,北部の余所国(よそくに)を中心に良質の大島石(花コウ岩)の産出,海運杜氏(とうじ)としての出稼ぎで知られる。
福岡県北部,宗像(むなかた)郡に属する島で,北西47kmの沖島(おきのしま)(無人島)とともに大島村(1995年の人口917)を形成する。周囲約14km,面積7.5km2。渡船の出る玄海町神湊(こうのみなと)港の北西約8km,玄界・響両灘境に浮かぶ。中央の御岳(224m)を最高点とする山地・丘陵が起伏し,海岸の大部分は海食崖で平地に乏しい。海路の要衝で,避難港があり,古く宗像族の根拠地だったところで,海上守護神の宗像大社中津宮が鎮座する。
宮崎県南部海岸,南那珂郡南郷町の沖合約3kmにある島。日向大島ともいう。東西約1.3km,南北約3.5km,周囲約12km,面積約4.6km2。島は新第三紀の砂岩と泥岩の宮崎層群によって構成され,東側は高い絶壁をなすが,西側は崖の間に狭い平地が点在する。江戸時代には飫肥(おび)藩の牧場があった。無霜地のため,エンドウの露地栽培が古くから行われた。南端の鞍崎鼻に灯台がある。【下村 数馬】
鹿児島県北西部,阿久根市市街地の西方海上2kmにある小島。阿久根大島ともいう。面積0.5km2,最高点の標高45m。火山岩より成り周囲に岩礁が多く,中央部には砂州が発達している。全島クロマツにおおわれ,その間にニホンジカが放飼いにされている風景に特色があり,阿久根県立自然公園の中心となっている。また夏季は海水浴場やキャンプ場となる。阿久根港から定期船で約15分。【服部 信彦】

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大辞林 第三版の解説

◇宮城県気仙沼市東部の島。気仙沼湾中央にあり、全島がツバキの群落。北東岸の十八鳴くくなりは鳴り砂で知られる。
◇東京都南部、伊豆諸島中最大の島。椿油を産出。三原山を中心とした観光地。1986年(昭和61)11月、三原山の大噴火で流出した溶岩のため被害を受けた。面積91平方キロメートル。伊豆大島。
◇和歌山県南部、潮岬しおのみさき東方にある島。串本節で有名。面積10平方キロメートル。
◇鹿児島県南部、奄美あまみ諸島の主島。沖縄・佐渡に次ぐ大きな島で、全島ほとんどが山地。中心地は名瀬なぜ。大島紬つむぎを産する。面積709平方キロメートル。奄美大島。
◇現在の山口県周防大島町の屋代やしろ島。「大島の鳴門」(柳井市との間の海峡)という形でも和歌に詠まれた。歌枕 筑紫道つくしじの可太かだの-しましくも見ねば恋しき妹を置きて来ぬ/万葉集 3634
[1] 「大島紬つむぎ」の略。
姓氏の一。

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精選版 日本国語大辞典の解説

[1]
[一] 鹿児島県、奄美(あまみ)諸島の主島。奄美大島。
[二] 東京都、伊豆諸島の最北端にある伊豆七島の主島。中央火口丘(三原山)をもつ複式火山島。面積九一平方キロメートル。富士箱根伊豆国立公園の一部。伊豆大島。
[三] 和歌山県最南部の島。中心の大島港はかつての近海捕鯨の基地で、対岸の串本港との間に巡航船が通じる。串本節で有名。吉野熊野国立公園の一部。紀伊大島。
[四] 福岡県北部、玄海灘の東部にある島。宗像(むなかた)神社の中津宮がある。
[五] 山口県南東部、瀬戸内海にある島。屋代島。周防(すおう)大島。
※古事記(712)上「次に大島を生みき」
[六] 愛媛県北部、芸予諸島南部の島。大島石を産出する。西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)が通じる。
[七] 山口県の南東部、瀬戸内海上の郡。
[八] 鹿児島県の南西部、奄美大島からなる郡。かつては吐噶剌(とから)列島・口之三島も含まれていた。
[2] 〘名〙
① 大きな島。
※西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉五「錫蘭(セイロン)は前印度海角の大島(オホシマ)にして」
※新梅ごよみ(1901)〈永井荷風〉四「小紋縮緬の羽織に、大島紬(オホシマ)の荒い飛白の小袖」
姓氏の一つ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の大島の言及

【伊豆諸島】より

…東京都に属し大島支庁(大島町,利島(としま)村,新島村,神津島(こうづしま)村),三宅支庁(三宅村,御蔵島(みくらじま)村),八丈支庁(八丈町,青ヶ島村)管轄下の島嶼(とうしよ)群をいう。かつては伊豆諸島以南の地も含めて漠然と豆南(ずなん)諸島と呼ばれた。…

【吉海[町]】より

…愛媛県北東部,越智(おち)郡の町。今治市の北東に浮かぶ大島の西半分と津島,大突間(おおづくま)島,武志(むし)島,中渡(なかと)島などからなる。人口5224(1995)。…

【南郷[町]】より

…外浦は古くは対外貿易の寄航地であった。日向灘沿岸一帯は日南海岸国定公園に属し,沖合3kmにある大島周辺は海中公園に指定されている。また目井津港の北には今は地続きとなった虚空蔵(こくぞう)島の亜熱帯林(天)があり,ビロウやフカノキなど多くの熱帯植物が自生し,アコウの巨木が群生する。…

※「大島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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出勤再開うつ

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