大志生木村
おおじゆうきむら
[現在地名]佐賀関町志生木 大志生木
小志生木村の西に位置し、志生木川の中・下流域に集落が点在する。集落を結ぶ道が南北に走り、伊予街道が海岸に沿って東西に通る。応安六年(一三七三)一〇月二三日の紀年銘をもつ宝篋印塔一基が十谷にある。塔は基礎・塔身・笠・相輪を完存し、基礎に紀年銘を、塔身に金剛界四仏種子を刻む。天文二二年(一五五三)九月二〇日の佐賀郷関公領地検帳(早吸日女神社文書)に「大さかい之事、きたおもて、にしハ、小しうきしはをと申さい所より、大しうきのミねをわけ一しやく屋のミちのをゝかきり」とみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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