大念寺村(読み)だいねんじむら

日本歴史地名大系 「大念寺村」の解説

大念寺村
だいねんじむら

[現在地名]志賀町高浜町たかはまちよう

米町こんまち川と於古おこ川の合流点南の砂丘地に立地。西は日本海に面する。南接する福野ふくの村を上福野といったのに対し、下福野とも称した。村名は当地にあった真言宗大念寺の寺名によるという(能登志徴)。しかし地内安誓あんせい寺の由来では当地はもと高塚たかつか村と称し、七尾城主畠山氏の旅屋があって七尾大念寺の寺領でもあったため大念寺村というようになったと伝え、安誓寺の本尊裏書には「永正元年三月二日 能州羽喰郡大島郷高塚村道場」と記されていたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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