大悲観音(読み)ダイヒカンノン

デジタル大辞泉 「大悲観音」の意味・読み・例文・類語

だいひ‐かんのん〔‐クワンオン〕【大悲観音】

観世音菩薩総称
六観音の一、千手観音異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大悲観音」の意味・読み・例文・類語

だいひ‐かんのん‥クヮンオン【大悲観音】

  1. [ 一 ] 観世音菩薩の総称。
    1. [初出の実例]「掌(たなごころ)を合て南无(なも)大悲観音と礼拝す」(出典今昔物語集(1120頃か)一一)
  2. [ 二 ] 特に、六観音の一つ、千手観音の別称
    1. [初出の実例]「大悲観音 千手変地獄道三障」(出典:拾芥抄(13‐14C)下)

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世界大百科事典(旧版)内の大悲観音の言及

【千手観音】より

…サンスクリットSahasrabhuja‐arya‐avalokiteśvaraの訳で,千手千眼観自在とも,あるいは大悲観音,千臂(せんぴ)観音とも称する。変化観音の一つで,千手は慈悲の広大を,千眼は化導の智が円満自在であることを表す。…

※「大悲観音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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