大日寺村(読み)だいにちじむら

日本歴史地名大系 「大日寺村」の解説

大日寺村
だいにちじむら

[現在地名]飯塚市大日寺

龍王りゆうおう山の東麓、御手水おちようず(現大日寺川)水源に位置し、北東花瀬はなせ村。大永六年(一五二六)四月一五日の太宰府天満宮宮師快真注進状(満盛院文書/大宰府・太宰府天満宮史料一四)に「一所穂波郡内 大日寺村之事 三拾町」とある。享禄二年(一五二九)大内氏は満盛まんじよう院領に半済を実施したが、その一方で「当院存知大日寺領反銭弐拾貫文」と赤間あかま(現宗像市)段銭八〇貫文の寺納を承認し、河津新四郎を段銭寺納の担当者に指定している(同年五月二三日「大内氏奉行人連署状」・同年六月三日「古曾河内興継書状」同上)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android