コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

大林芳五郎 おおばやし よしごろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

大林芳五郎 おおばやし-よしごろう

1864-1916 明治-大正時代の実業家。
元治(げんじ)元年9月14日生まれ。土木建築業見習いをへて明治25年独立し,大阪で開業。大阪築港工事,韓国京義鉄道工事などを完成させ,大林組の基礎をきずいた。大正5年1月24日死去。53歳。大坂出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

大林芳五郎

没年:大正5.1.24(1916)
生年:元治1.9.14(1864.10.14)
明治期の実業家。大林組の創業者。塩・肥料商の徳七の子。はじめ呉服商を営むが,のち土木建築工事請負業者の下で修業,大阪鉄道などの工事に従事。明治25(1892)年独立し大林組創立。北浜銀行頭取の岩下清周 と相識り親交を深め,建設業の近代化に尽力。42年大林組を合資会社に改組,相談役就任。岩下の勧めで阪急,近鉄など十数社に大株主として関係し,大阪瓦斯社長の片岡直輝らと広島瓦斯,広島,阪堺両電気軌道を創立するなど,関西財界で岩下,片岡らと有力グループを形成した。手がけた代表的な工事には東京駅(1914年完成)を始め,伏見桃山御陵,近鉄の生駒トンネル,阪急などの私鉄がある。近鉄創立時,当初の生駒山をケーブルで越える原案を排し,トンネルによる大阪と奈良の直結を主張し自ら工事を請け負った。予期せぬ難工事の連続で近鉄が立ち往生し,両社のメーンバンクの北浜銀行が取り付けにあった際,大林は恩人岩下の救済に私財を潔く提供した。<参考文献>白田喜八郎『大林芳五郎伝』,故岩下清周君伝記編纂会『岩下清周伝』

(小川功)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

世界大百科事典内の大林芳五郎の言及

【大林組[株]】より

…本社大阪。1892年大林芳五郎によって大阪で創業。阿部製紙所の建設で信用を得,関西の鉄道工事を中心に成長。…

※「大林芳五郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大林芳五郎の関連キーワード大林組(株)金森 又一郎大林組[株]大正時代大林芳郎

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android