20世紀日本人名事典 「大森鐘一」の解説
大森 鐘一
オオモリ ショウイチ
- 生年
- 安政3年5月14日(1856年)
- 没年
- 昭和2(1927)年3月5日
- 出生地
- 駿河国屋形町(静岡県静岡市)
- 経歴
- 幕臣の子として駿府に生まれる。明治2年静岡学問所に入学、4年同所教授。のち上京し林欽次の塾生となりフランス法学を学ぶ。陸軍造兵司、陸軍省、司法省を経て、明治13年太政官権書記官。18年欧州へ出張、ドイツの自治制度を調査し帰国後、御雇教師モッセらと共に市制・町村制の制定に従事。23年内務省県治局長となり、25年警保局長を兼務。26年長崎県知に転じ、30年兵庫県知事、33年内務総務長官、35年京都府知事を歴任。42年貴族院議員、大正4年男爵となり、大正天皇即位大礼事務官を務める。5年皇后宮大夫となり、12年枢密顧問官を兼任した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報