大椿寺(読み)だいちんじ

日本歴史地名大系 「大椿寺」の解説

大椿寺
だいちんじ

[現在地名]三浦市向ヶ崎

台向だいむこうヶ崎とよばれる崖の下、じようヶ島大橋料金所下に位置する。金剛山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊は「三浦古尋録」に運慶作とある十一面観音像で、秘仏である。源頼朝の側室で寛喜二年(一二三〇)没の妙悟尼を開基、天福元年(一二三三)没の旭永を開山とし、鎌倉建長寺の末寺であったが、寛文八年(一六六八)京都妙心寺派に属したという(三崎志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android