日本歴史地名大系 「向ヶ崎村」の解説 向ヶ崎村むこうがさきむら 神奈川県:三浦市向ヶ崎村[現在地名]三浦市向ヶ崎町・諏訪(すわ)町南西に北条(ほうじよう)湾が入込み、対岸は三崎(みさき)町、北・東・南は宮川(みやがわ)村に接する。村名は正保国絵図にはなく、元禄郷帳にみえる。延享五年(一七四八)安房国小浦(こうら)村(現千葉県安房郡富山町)・吉浜(よしはま)村(現同郡鋸南町)を相手に、鰹漁をめぐって争論となり、三崎町・城(じよう)村とともに訴えを行った(「鰹猟争論一件済口証文」県史九)。文化二年(一八〇五)の助郷人馬割宛済口証文(同書)によれば、鎌倉郡雪下(ゆきのした)村(現鎌倉市)への助郷役を課されていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by