大楠新田(読み)おおぐすしんでん

日本歴史地名大系 「大楠新田」の解説

大楠新田
おおぐすしんでん

[現在地名]有明町楠甫

楠甫(くすぼ)村から大浦(おおうら)村にまたがる近世後期の築立新田。この干拓完成によって大浦村前(まえ)島は楠甫村と陸続きになった。「天草近代年譜」によれば、文化一三年(一八一六)楠甫村の本郷古(ほんごうこ)新田(現岡村新田)を経営していた後の江戸勘定所御用達御領(ごりよう)村(現五和町)銀主石本勝之丞が、その地先干潟海面およそ六〇町の築立を富岡(とみおか)代官所(現苓北町)に願出て着工。その後、まだ幼少の佐伊津(さいつ)村(現本渡市)同人倅石本周吉名義で事業を継続したが、たいへんな深沼のため囲堤築立に困難を極め、嘉永元年(一八四八)中止を願出て工事を打切った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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