日本歴史地名大系 「大殿林村」の解説 大殿林村おおとのばやしむら 兵庫県:三木市大殿林村[現在地名]三木市口吉川町大島(くちよかわちようおおしま)南畑(みなみはた)村の東、美嚢(みの)川中流域に位置する。北東は中島(なかじま)村。中世は吉河下(よかわしも)庄に属した。元弘三年(一三三三)七月一二日の吉河下庄寄進田斗代坪付注文(清水寺文書)に大殿林村とみえ、村内の田五反が桾原(くぬぎはら)村などの田とともに清水(きよみず)寺(現東条町)へ寄進されている。南北朝期には地頭小野盛国が当地に館を構えたといわれ、また古木鬱蒼と茂っていたため大殿林とか御所の森とよばれたとも伝える(美嚢郡誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by