精選版 日本国語大辞典 「古木」の意味・読み・例文・類語
こ‐ぼく【古木】
〘名〙
② 香木の名、分類は羅国(らこく)。香味は苦甘辛。六十一種名香の一つ。佐々木道誉所持という。
※志野宗信筆記(香道秘伝所収)(1501か)「古木(コボク)と号する事、道誉老人作分のよし」
③ (①から転じて) 手足など節くれだって痩(や)せたもの。
※浄瑠璃・菅原伝授手習鑑(1746)一「ぐっとふみ出す両足は、顔に似合ぬ古木(コボク)也」
ふる‐き【古木】
※五社百首(1190)「鈴鹿川きりの古木のまろ木ばしこれもや琴の音に通ふらん」
※都繁昌記(1837)乞食「敗材(〈注〉フルキ)枯竹を縛し、罩包するに破席を以す」
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