日本大百科全書(ニッポニカ) 「大気振動」の意味・わかりやすい解説 大気振動たいきしんどう 世界的な規模で生起する大気の微小振動をいう。海の潮汐(ちょうせき)と同じように、大気にも月や太陽の引力による潮汐現象があり、これを大気潮汐という。大気潮汐では太陽の熱的作用によるものも含まれる。大気振動は大気潮汐と同義に用いられることがある。一般に、大気振動には、大気潮汐のほかに、爆発などによっておこる自由振動も含まれる。大気振動は主として地上気圧の微小振動として観測される。潮汐振動では、24、12、8および6時間の周期が卓越している。[股野宏志][参照項目] | 大気潮汐 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例