日本歴史地名大系 「大汝牟遅神社」の解説 大汝牟遅神社おおなむちじんじや 鹿児島県:日置郡吹上町中原村大汝牟遅神社[現在地名]吹上町中原宮内(みやうち)にある旧郷社。大汝八幡宮とも記した。祭神は大己貴命・仲哀天皇のほか六柱。鎌倉鶴岡八幡宮を勧請したとする社記の説のほか、大和明神(現奈良県桜井市の大神神社)を勧請したとの伝承もある。江戸時代は社領五〇石。別当寺は湯之浦の海蔵(ゆのうらのかいぞう)院であった。伊作島津家および歴代鹿児島藩主の崇敬は厚くたびたび再興され、文安元年(一四四四)・弘治三年(一五五七)・元亀二年(一五七一)などの棟札がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by