大津百艘船(読み)おおつひゃくそうせん

  • おおつひゃくそうぶね おほつヒャクサウぶね

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 天正年間(一五七三‐九二)、琵琶湖畔大津の船持たちが豊臣秀吉のため、一〇〇艘の廻船を仕立てて協力した代償として湖上の舟運の特権を獲得し、以来近世を通じて琵琶湖水運の中心勢力となって活躍した、大津の廻船仲間の船、また、その廻船仲間の略称。琵琶湖独特の丸子船を使用した。大津百艘。百艘船。〔駅逓志稿考証(1881)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の大津百艘船の言及

【近江国】より

…彦根藩は藩初に松原,米原,長浜のいわゆる彦根三湊を開き,18世紀以降には藩内外の貨客を大津へ回送した。大津には秀吉時代,湖上運送の独占を認めていた大津百艘船があったが,湖上運送の権利をめぐって大津と彦根三湊間,あるいは三湊の間で論争が起こった。ちなみに琵琶湖の総船数は1601年1200艘,18世紀初頭の享保年間には3939艘と増加をみた。…

※「大津百艘船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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