大瀬川村
おおせがわむら
[現在地名]石鳥谷町大瀬川
葛丸川上流域、黒森山麓に位置し、東は好地村、北は八戸藩領紫波郡片寄村(現紫波町)。もと瀬川・瀬川村と称した。本来稗貫氏系統の瀬川氏との関係から、瀬川村と広くよんだが、いつの頃にか大瀬川村と小瀬川村(現花巻市)とに分れたと思われる。文禄三年(一五九四)の稗貫状(聞老遺事)によれば、永享八年(一四三六)「三月廿二日稗貫瀬川十八城攻来候」とあり、いわゆる和賀稗貫の大乱で戦場となっている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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