大牧(読み)おおまき

改訂新版 世界大百科事典 「大牧」の意味・わかりやすい解説

大牧[温泉] (おおまき)

富山県南西部の五箇山(ごかやま)地方,南砺(なんと)市にある温泉。温泉は古くから知られており,江戸時代には湯治宿が建てられていた。1930年に小牧ダムが完成して泉源湖底に沈んだが,ボーリングによってこの湯を引き,ダム湖の湖面にせり出すように温泉旅館が建てられた。小牧ダムと付近一帯は庄川峡県立公園に含まれる。泉質は弱食塩泉,59℃。交通はJR北陸本線高岡駅から小牧堰堤までバスで1時間,そこから定期船で30分。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大牧の言及

【利賀[村]】より

…近年は美しい自然と歴史的遺構を生かして合掌文化村がつくられ,その中に劇団SCOT(スコツト)(旧,早稲田小劇場),国際舞台芸術研究所,野外劇場などがある。庄川東岸に大牧温泉(セッコウ含有弱食塩泉,59℃)がある。五箇山【二神 弘】。…

※「大牧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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