定期船(読み)テイキセン

デジタル大辞泉 「定期船」の意味・読み・例文・類語

ていき‐せん【定期船】

一定航路を定期的に運航する船。

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精選版 日本国語大辞典 「定期船」の意味・読み・例文・類語

ていき‐せん【定期船】

  1. 〘 名詞 〙 一定の航路を定期的に航行する船舶旅客貨物の有無多少にかかわりなく、航路、寄港地、発着日時などがほぼ一定している。ライナー。〔外航船舶建造融資利子補給臨時措置法(昭和二八年)(1953)〕

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百科事典マイペディア 「定期船」の意味・わかりやすい解説

定期船【ていきせん】

ライナーとも。一定の航路を定期的に就航する商船,またそのような運航形態。一般に高速の優秀船が配され,比較的小口の貨物を多く扱う。→不定期船
→関連項目海運貨物船

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「定期船」の意味・わかりやすい解説

定期船
ていきせん
liner

始発港,寄港地,到着港,発着予定日,航路名などをあらかじめ公表して,一定航路を定期的に航海する船舶。荷物を求めて不定期に行動する不定期船に対して用いられる。あらかじめ公表された運賃率で定期船貨物 (主として機械雑貨) を積取り,不定期船より速い。普通,定期船船主はそれぞれの航路で運賃同盟 (あるいは運賃協定) を結成している。

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世界大百科事典(旧版)内の定期船の言及

【海運同盟】より

…定期船航路における海運企業間のカルテル。定期航路の往航または復航別に結成される。…

【貨物船】より

…石油,鉄鉱石,石炭など輸送量が多い物資にはそれを専門に輸送する専用船が使われ,他の貨物についても輸送量の増大とともに専用船化の傾向が強まっている。
[運航形態から見た貨物船の特徴]
 貨物船はその就航状態によって定期船と不定期船に分けられる。定期船は一定の航路と寄港地をあらかじめ発表し,それに従って定期的に運航されるものである。…

【定期船・不定期船】より

…あらかじめ公表された運賃と運航スケジュールに従って特定航路に就航する船舶を定期船(ライナーliner)と呼び,荷主の求めに応じてどの航路にでも随時就航する船舶を不定期船(トランパーtramper)と呼ぶ。 海上貿易貨物の輸送需要はそれぞれ異質な内容を示すが,これらが海運サービスに求める要求の内容は大きく二つに分けられる。…

※「定期船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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