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大物忌神 おおものいみのかみ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

大物忌神 おおものいみのかみ

大物忌神社の祭神。
山形県鳥海山上にまつられ,倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と同一神とされる。「続(しょく)日本後紀」の承和(じょうわ)5年(838)に正五位下をさずけられたとみえるのが文献上の最初。鳥海山の噴火のたびに神威をおそれられて位階があがり,従二位にすすんだ。

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朝日日本歴史人物事典の解説

大物忌神

『延喜式』に登録される出羽国大物忌神社(山形県遊佐町の鳥海山上)の祭神。この神社は古くから出羽国の一宮として,また東北随一の名山鳥海山の山頂にある神社として有名だった。大物忌神は大忌神(オオイミノカミ)に同じとされるが,そのオオイミノカミは,広瀬神社(奈良県河合町)に祭られている若宇迦売神の別名。広瀬神社では,律令時代に,宮廷の四時祭のひとつ大忌祭が行われた。ウカは穀物霊であるが,それをオオイミノカミというのは,穀物の霊が天照大神に忌み清まって奉仕するからとされる。大物忌神のモノイミも,神霊のまえに心身を清めて仕えることを意味しており,伊勢神宮には,天照大神に神饌を捧げる大物忌という神官がいた。

(西條勉)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典内の大物忌神の言及

【鳥海山】より

…1972年,西側山腹に延長約35kmの有料自動車道路(鳥海ブルーライン)が完成した。【水野 裕】
[信仰]
 古くは大物忌(おおものいみ)神の神山とされて,北の山などと呼ばれていたらしく,鳥海山という山名は鎌倉時代ころから史料に現れる。平安時代には噴火を繰り返すたびに位階が与えられ,939年(天慶2)には正二位となった。…

※「大物忌神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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