承和(読み)じょうわ

日本の元号がわかる事典「承和」の解説

じょうわ【承和】

日本の元号(年号)。平安時代の834年から848年まで、仁明(にんみょう)天皇の代の元号。前元号は天長(てんちょう)。次元号は嘉祥(かしょう)。834年(天長11)1月3日改元。仁明天皇の即位にともない行われた(代始改元)。842年(承和9)に「承和の変」と呼ばれる大きな政変が起こった。840年(承和7)の淳和(じゅんな)上皇に続き、842年(承和9)に、院政を敷いて朝廷の実権を握っていた嵯峨(さが)上皇が崩御すると、仁明天皇は皇太子の恒貞(つねさだ)親王(淳和の皇子)を支持する伴健岑(とものこわみね)や橘逸勢(たちばなのはやなり)らを逮捕して左遷・流罪とし、恒貞親王を廃太子して、道康(みちやす)親王(後の文徳(もんとく)天皇)を改めて立太子した。嵯峨の院政下、急速に台頭した藤原良房(よしふさ)は、妹の順子(じゅんし)を仁明天皇の中宮とし、順子は仁明との間に道康親王を設けていた。良房は道康親王の皇位継承を強く望んだといわれ、危機感を抱いた恒貞親王(皇太子)支持派は、皇太子を東国へ移すことを策したが発覚し阻止された。良房は、この政変をきっかけに昇進を重ね、やがて人臣初の太政大臣・摂政となる。

しょうわ【承和】

⇒承和(じょうわ)

出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報

精選版 日本国語大辞典「承和」の解説

じょうわ【承和】

(「しょうわ」とも) 仁明(にんみょう)天皇の代の年号。天長一一年(八三四)一月三日、前年の天皇即位により改元。承和一五年(八四八)六月一三日に嘉祥(かしょう)元年となる。

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