大生古墳群(読み)おおうこふんぐん

日本歴史地名大系 「大生古墳群」の解説

大生古墳群
おおうこふんぐん

[現在地名]潮来町大生

北浦西岸の台地上にあり、県指定史跡。古墳群は大生神社を中心に西部古墳群・東部古墳群・釜谷かまや古墳群に分れ、合計一二〇余基が存在する。西部古墳群は鹿見塚しかみづか古墳(県指定史跡)を最南端に、孫舞塚まごまいづか古墳など四基の前方後円墳があり、周辺に小型の円墳群がみられる。東部古墳群では前方部を東に向けた稲荷塚いなりづか古墳(前方後円墳)があり、その南西山の神やまのかみ古墳(有段式円墳)大殿塚おおとのづか古墳(有段式方墳)がある。釜谷古墳群は小型の前方後円墳三基と小円墳群からなる。

孫舞塚古墳は昭和二七―二九年(一九五二―五四)に発掘調査された。全長七一・五メートル、周溝および外堤を有する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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