日本歴史地名大系 「大生村」の解説
大生村
おおうむら
大生村
おおうむら
「和名抄」にいう「大生郷」の本郷の地で、建久二年(一一九一)一一月日の摂政前太政大臣家九条兼実政所下文(鹿島神宮文書)に大生の名があり、嘉元大田文および康永二年(一三四三)正月九日の鹿島神宮領田数注文案(鹿島神宮文書)には「大生八十八丁一反半」と記されている。また応安年間(一三六八―七五)の海夫注文(香取文書)に「尾宇津」の名があり、これを大生にあてる説もある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報