大箱村(読み)おおばこむら

日本歴史地名大系 「大箱村」の解説

大箱村
おおばこむら

[現在地名]柳田村大箱

町野まちの川最上流部の山中にあり、東は黒川くろかわ村、南は当目とうめ村。外浦海岸に面する深見ふかみ(現輪島市)へ向かう道に沿って家が並ぶ。村内に下出しもで駒寄こまよせの字名があるという(鳳至郡誌)。天正五年(一五七七)一一月一六日上杉謙信は島倉孫左衛門尉泰明に「町野之内之町大箱 八十弐貫六百七十六文長対馬守分池田分」などを与えている(「上杉謙信朱印状」志賀文書)。この当時は畠山氏重臣長続連と池田某それぞれが長百姓の庵室道場をもっていたと思われ、ほぼ同時期に願正がんしよう寺・浄福じようふく寺となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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