ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大腸切除術」の意味・わかりやすい解説 大腸切除術だいちょうせつじょじゅつcolon resection 腫瘍,潰瘍,腸閉塞などの大腸の病変を除去するために行う手術で,切除部位によって回盲部切除術,結腸右半切除術,横行結腸切除術,結腸左半切除術,S状結腸切除術,全結腸切除術,直腸切除術,直腸切断術などに区別される。大腸には大腸菌などの細菌が多数存在するので,切除術後に縫合不全などの合併症を起すことが少くない。そのため,患者の状態によっては人工肛門を一時的につくってから根治手術を行うなど,手術方法もいろいろ考案されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by