大衆舞(読み)だいしゅまい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大衆舞」の意味・わかりやすい解説

大衆舞
だいしゅまい

寺院で行われた延年で,寺の大衆 (だいしゅ。一般信徒) が舞う舞。延年は,猿楽衆のほかに,一山の遊僧 (ゆそう。芸能に習熟した僧) や稚児衆が主となって演じたが,大衆が演じたものを稚児舞などと区別して大衆舞と総称した。山梨県の身延山久遠寺の延年は,童舞 (稚児舞楽) と大衆舞から成るが,後者演目開口,移,倶舎,松請,柴灯,畑送,2人舞,4人舞などである。演じる人数は,山口県の仁平寺では6人,栃木県の日光山は2人,岐阜県の長滝は1人などさまざまである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む