大衆舞(読み)だいしゅまい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大衆舞」の意味・わかりやすい解説

大衆舞
だいしゅまい

寺院で行われた延年で,寺の大衆 (だいしゅ。一般信徒) が舞う舞。延年は,猿楽衆のほかに,一山の遊僧 (ゆそう。芸能に習熟した僧) や稚児衆が主となって演じたが,大衆が演じたものを稚児舞などと区別して大衆舞と総称した。山梨県の身延山久遠寺の延年は,童舞 (稚児舞楽) と大衆舞から成るが,後者演目開口,移,倶舎,松請,柴灯,畑送,2人舞,4人舞などである。演じる人数は,山口県の仁平寺では6人,栃木県の日光山は2人,岐阜県の長滝は1人などさまざまである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む