仁平寺(読み)にんぺいじ

日本歴史地名大系 「仁平寺」の解説

仁平寺
にんぺいじ

[現在地名]山口市大字大内御堀 菅内

曹洞宗。日吉山と号し、本尊釈迦如来。

現在の仁平寺は明治一六年(一八八三)の復興であるが、寺伝によれば仁平元年(一一五一)創建と伝え、年号をもって寺号としたという。開基・開山ともに不詳であるが、観応三年(一三五二)三月、大内弘幸本堂修造、盛大な供養会を修したことが知られ、伽藍も備わり、塔頭も多かったらしい。

その観応三年本堂供養会に際しての仁平寺本堂供養日記(興隆寺文書)が残るが、それによると供養に先立つ三月三日に、仁平寺鎮守山王さんのう権現社社頭で法楽の舞楽があり、同一四日に舞の試楽、一五日が当日で法要が営まれ、翌一六日には童舞・管弦・舞楽・延年が執行されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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