20世紀日本人名事典 「大西利夫」の解説 大西 利夫オオニシ トシオ 大正・昭和期の演劇評論家,新聞記者 生年明治22(1889)年2月2日 没年昭和52(1977)年4月9日 出生地大阪市江戸堀 学歴〔年〕京都帝国大学国文科卒 経歴大阪朝日新聞に入社。大正7年8月から広がった米騒動の最中、大阪で開かれた寺内正毅内閣弾劾関西記者大会の記事(8月26日付夕刊)で「白虹日を貫く」の中国古語を使った。これが問題化して新聞紙法違反に問われ、禁錮2月の有罪(白虹筆禍事件)。服役後、退社したが、9月に入って村山社長が黒龍会壮士に襲われて辞任、編集局長・鳥井素川、社会部長・長谷川如是閑、大山郁夫らも退社する騒ぎとなった。その後、松竹の専属作者となり、関西演劇界で活躍した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by