大西洋南赤道海流(読み)たいせいようみなみせきどうかいりゅう(その他表記)Atlantic South Equatorial Current

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大西洋南赤道海流」の意味・わかりやすい解説

大西洋南赤道海流
たいせいようみなみせきどうかいりゅう
Atlantic South Equatorial Current

南赤道海流の一つ。南大西洋環流の北側部分を構成。大西洋では,北緯2°,西経 25°を通る軸をもって西流する。北赤道海流より強さも規模も大きい。大部分赤道から南にあり,南限は南緯 25°付近,北は赤道から数度北にまで広がる。しかし北側が強流で,年間を通じ 1.0~1.5ノットの流速をもつ。主源はベンゲラ海流。南米付近で分れ,一部は南米北東岸に沿って北西に流れ (ギアナ海流) ,北赤道海流と合するが,他の部分はナタール付近で流向を転じブラジル海岸に沿って南下する (ブラジル海流) 。

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