日本歴史地名大系 「大豊神社」の解説 大豊神社おおとよじんじや 京都市:左京区鹿ヶ谷村大豊神社[現在地名]左京区鹿ヶ谷宮ノ前町祭神は少彦名(すくなひこな)命・応神天皇・菅原道真。社伝は、初め本殿背後の如意山椿(つばき)ヶ峰(みね)山中に鎮座し、椿峰山(つばきがみねやま)天神とよばれたが、寛仁年中(一〇一七―二一)に山麓の現在地に移り大豊神社と号したという。大宝(おおたから)明神ともよばれ、円成(えんじよう)寺の鎮守社として公家の信仰を集め社域も広大であったが、応仁元年(一四六七)円成寺とともに兵火に見舞われた。また文政三年(一八二〇)一二月にも火災に遭い、古記録類をすべて焼失した(坊目誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by