大途(読み)たいと

精選版 日本国語大辞典 「大途」の意味・読み・例文・類語

たい‐と【大途】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「だいと」とも )
  2. 太守国守殿様
    1. [初出の実例]「江嶋之事、不入に被仰出候。於于向後者、御大途無御印判義、縦権門郡代被申懸与云共、一切不承引申」(出典:相州文書‐一六・天正七年(1579)八月一二日・北条氏照掟書)
  3. ( 形動 ) 大規模なこと。また、そのさま。大事。大変。
    1. [初出の実例]「みち、はしのしゅりの事、せう分たらば、其所の地ぬし、これをこしらへかたむべし、たいとにいたっては、そのかうむら、又はちとうのやくたるべし」(出典:塵芥集(1536)一三六条)
  4. 大きな道路。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む