大部前村(読み)おおべまえむら

日本歴史地名大系 「大部前村」の解説

大部前村
おおべまえむら

[現在地名]小野市大島町おおしまちよう 西にし

片山かたやま村の南、加古川左岸の標高三〇―五〇メートルの河岸段丘を北と東に望む低地に位置する。北の段丘面は中世大部おおべ庄域であるが、当村から南の沖積地は垂井たるい庄域に属する。慶長国絵図にみえる大部村は片山村・下大部村も含んだものか。領主の変遷は門前もんぜん村に同じ。正保郷帳では田方二二三石余・畑方五七石余。天保郷帳では高二九一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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