大里川(読み)おおざとがわ

日本歴史地名大系 「大里川」の解説

大里川
おおざとがわ

その源を重平しげひら(五二三・一メートル)の北斜面に発して東市来町養母ようぼ湯田ゆだを南西に流れ、市来町の大里・みなと町を北西に流れる。二級河川。主流の全長は約一九・六キロ、最大幅一八メートルである(県統計年鑑)。沿岸部に至って渡瀬わたらせ付近観音かんのんヶ池に源を発する重信しげのぶ川と合流する。河口付近では八房やふさ川と合流し、東シナ海に注ぐ。下流域では三角洲を形成して町内で最大の低地となり大里田圃を形成する。「三国名勝図会」では薩摩渡瀬川と称する。河口部は往古には南の崎野さきの付近で海に入ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android