大野地村
おおやちむら
[現在地名]水原町大野地
安野川右岸に位置し、南は里村。寛文一三年(一六七三)の村上御領分組々村数并高付大庄屋付(大滝家文書)に村名があり、大室組に属した。貞享元年(一六八四)の郷村高辻帳には高八七石余とあり、元禄郷帳には里村枝郷と記される。のち幕府領となり、寛政一二年(一八〇〇)の水原代官所村々高書上帳(小田島余吉氏蔵)では水原組に属した。村高は三二二石余に増加するが、これには元禄郷帳にみえる熊沢新村の分も含まれる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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