大野城(福井県)(読み)おおのじょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大野城(福井県)」の意味・わかりやすい解説

大野城(福井県)
おおのじょう

戦国期から江戸期の城。福井県大野市城町亀山(かめやま)にあり、亀山城ともいう。標高250メートルの亀山山頂を本丸とし、山麓(さんろく)に二の丸、三の丸を配する山城(やまじろ)で、1575年(天正3)織田信長の部将金森長近(かなもりながちか)が3万石で入って築城したものである。その後城主変遷があったが、1682年(天和2)土井利房(どいとしふさ)が4万石を領して入封し、以来土井氏が代々世襲した。現在、本丸には復興天守閣が建っている。

[小和田哲男]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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